宿坊紹介：大円院

高野山の宿坊　大円院

私は大円院には「宿坊協会」を通じて予約をしました。宿坊協会についてはまた別記事にてご紹介いたします。

私の選んだプランは一泊二食付き１３０００円でした。ちなみに宿泊したのは１２月初旬で、高野山にとっては閑散期になります。宿坊によっては春から秋のシーズンはもしかしたら料金が変わることもあるかもしれません・・・

私は二泊三日宿泊させて頂きました。お部屋もとっても綺麗でお料理も美味しく、初めての高野山での滞在がこちらの宿坊でよかったなぁと感じました。

まずは立地の良さです！大円院は町のちょうど真ん中くらいの位置にあります。壇上伽藍と奥の院との真ん中くらい。なので、どちらに行くにしても「めっちゃ遠いな！！！」と思うことは特段ありませんでした。あとは町の中心部なので、お土産屋さんなども近くて、帰りにぱぱっとお土産を買うにも便利でした。最寄りの小田原通りバス停もすぐそこ！！！なので重い荷物をひきづらず、すぐバスに乗れるのもありがたいです。

これ、本当に、お布団ふかふかだったんです！！！たまたま買い換えたばかりだったのでしょうか・・・とにかくものすごく感動したことを覚えてます（笑）ふかふかで暖かくて、暖房消して寝ましたが問題ありませんでした。あとはお部屋もすごく新しくて快適でした。戸が閉まってて見えませんが、お庭が見える縁側もあります。ちなみに、こちらのお部屋、トイレなど付いてませんのでお風呂とトイレは共用になります。

私、このことに関して全く無知のだったのですが、平家物語で説かれている「瀧口入道と横笛」のゆかりの寺院とのこと！こちらの寺院の第８世住職であった瀧口入道と横笛の悲恋のお話。境内には横笛にまつわる「鶯の井戸」「鶯の梅」など旧蹟を見ることができます。宿坊内にも物語の世界を表現した襖絵を見ることができました。平家物語ファンの方々はぜひ訪れたいところ！！！

＊お風呂のこと＊

・ドライヤーは浴場に備え付けでありますが、浴場にしかないので、「毎朝ドライヤーで寝癖直してるよ！！」って方は持参した方が良いかもです。（洗面所にも置いてないです）

・朝風呂できません。（おそらくどこの宿坊も同じかと）一泊目は一つの浴場を時間区切りで男女一緒に利用、という感じでした（なんと、私以外に男性一人しか泊まってなさそうでした）。二日目は団体客の方が宿泊されていたので、大浴場は男女別べつでした。どこの宿坊も同じですが、お風呂の時間は限られてます！１８時から２１時までの間に・・・とかそんな感じ。早く行く方が人も少なくてゆっくり入れるのでオススメ。

・タオルは置いてますが、バスタオルはなしです。おそらくレンタルできたかと・・・

・シャンプー＆リンスとボディーソープは備え付けでありました。

・浴衣はお部屋にあります。私はジャージ持参しました！なぜなら朝の勤行の際には浴衣での参加は禁止なので。

＊食事＊

・精進料理、すごく綺麗かつボリューミーでした。料理の品数はお値段によって変わるのだと思います。こんな感じ。日頃お米を食べない私は朝も晩も美味しくてモリモリご飯を食べた結果２kg増量しました（笑）食べ過ぎには要注意です！！

・朝食はさすがに夕食ほどはないですが、ご飯に合うものばかりで美味しかったです。

・朝食、夕食共に自分の部屋ではない別の部屋で頂きました。時間は５時２０分からで一人部屋の真ん中でいただくスタイルです。テレビも何もない場所で黙々と一人で食事するなんてことは少ないので、良い経験をさせて頂きました。他の宿坊では部屋食だったので、ついついいつも通りテレビ見ながら食べちゃいました💦

＊お部屋＊

・鍵があります。ちょっと記憶ないのですが、他の宿坊には鍵は内鍵しかなかったような・・・鍵は朝だけ預けるスタイル。それ以外はいちいち預けなくて良いみたいでした。

・テレビとこたつはありますが、冷蔵庫はありません。

＊その他＊

・ご住職は高野山大学の学長さん、そしてダライ・ラマを高野山に呼んだ方らしい（念珠づくりを教わった中前さんからの情報）

・帰るときに副住職さんらしき人がお庭に一緒に出て大円院にまつわる話を色々としてくださいました。宮崎から来たことを伝えると、宮崎に関連するようなお話もしてくださり、とても興味深かったです。私たった一人にとても丁寧に対応して頂き、本当にありがたかったです。

⭐️大円院　http://daienin.com/g/